『自分で治せる身体づくり』

心身を楽にする整体院楽わの院長北川です。

ひどい腰痛や肩こりがあって、筋トレを考えているあなたへ。

筋肉をつけることで、身体の不調を改善・解消しようとするのはいいのですが、その場合の〝筋肉をつける〟の本当の意味を知っていますか?

これを知らずに、ただ筋肉をつけようとするのはちょっと待ってくださいね。

筋肉の基礎知識とともに、その意味を知ることで、あなたのひどい腰痛や肩こりはきっと改善・解消に近づけるはずです!

筋肉の基礎知識と筋肉をつける本当の意味

筋肉の基礎構造を知っておこう!

筋トレ道具

筋肉は、筋繊維という髪の毛よりも細い繊維が束状になって構成され、筋繊維の束は、筋膜(周・内・外)によって覆われています。

筋肉の中には血管神経が並走していて、神経伝達や栄養の運搬が行われています。

筋肉は、筋繊維の一本一本が太くなったり数が増えたりすることで、筋出力(筋力)が変わってきます。

筋肉の断面図

筋肉の役割を知っておこう!

人体には、大小合わせると600以上の筋肉があり、体重の約50%ほどを占めています。

筋肉は関節をまたいで骨と骨をつないでいて、主な役割としては、姿勢を維持したり、収縮によって運動ができたり、を作り出したりしています。

私たち動物は、運動をすることで筋肉のポンプ作用が起こり、心臓へと血液を送り返したり、全身に酸素を与え、細胞の新陳代謝を活発にしてくれます。

筋肉は生命活動を維持するために、良い環境を作り出してくれているのです。

余談ですが、たまに「わたし筋肉なくて骨と皮だけやわ」って、言ってる人がいます。

もし、本当にそうだとしたら、廃用性症候群といって『寝たきり状態』になってしまいます。

「筋肉なかったら歩けんねんっ!」って、強めにツッコミを入れておいてください。

[memo title=”廃用性症候群”]筋肉や器官の機能が、長い間使われないことによって失われた状態[/memo]

ぶっちゃけ筋肉をつけるのは難しい

筋肉は、普段かかっている負荷よりも強い負荷をかけてあげることで強化されます。

負荷→筋繊維の破壊→栄養+休養→筋繊維の修復→強化→負荷→筋繊維の破壊・・・・

筋肉は、このようなサイクルでだんだんと強化されます。

そして、筋肉をつけるためにはそれなりの負荷をかけないといけないので、決して楽ではないのです。

筋トレをして、ある程度慣れてくると、神経伝達やスキルの向上によって筋肉はつきやすくなってきます。

しかし、初心者の方が変化を感じれるには少し時間がかかるかもしれません。

そんな思いをして、やっと筋肉がついたとしてもやめてしまえば水の泡子さんです。

悲しいかな筋肉ってやつは、落ちるのは簡単ですが、つけるのは大変なことなんです。

筋トレの方法は目的に応じて変わる

身体を大きくしたいのか?

パフォーマンスを上げたいのか?

筋持久力を上げたいのか?

身体の不調を改善したいのか?

一言で筋肉をつけると言っても、目的によって取り組み方は違ってきます。

一般的な例だと・・・

身体を大きくしたい場合であれば、最大筋力の50〜80%の負荷を中回数(10〜15回)で繰り返す必要があります。

パフォーマンを上げたい場合なら、最大筋力の80〜100%の負荷を低回数(1〜5回)で行う必要があります。

筋持久力を上げたい場合は、軽い負荷を高回数行う必要があります。

身体の不調であれば、年齢などによっても違いますが、それらを組み合わせて行うこともあります。

腰痛や肩こりを改善・解消する筋トレ思考

筋肉は量より質を意識する

私は、腰痛や肩こりなど、身体の不調を改善・解消するためには、「筋肉をつける」というよりは『筋肉の質を変える』という視点が必要だと思っています。

筋肉マッチョさんでも身体の不調を抱えているし、スリムさんでも不調知らずの人はいらっしゃいます。

筋肉やその中にある神経は、スムーズに滑走することで負担のかかりにくい回復しやすい環境を作り出すことができます。

質が悪くなると、これらが滑走不全を起こし、筋肉への負担や神経の流れに影響して、不調の引き金になります。

なので、そうならないように、筋肉の質を変えて良い環境を保ってあげる必要があるからです。

【不調改善用のおすすめ運動ポイント】

不調の改善を目的とした場合は、筋肉を大きくしたりという考え方を持つ必要はありません。

負荷は軽め(最大筋力の50%以下)、女性や高齢者の方であれば自重で十分です。

その方が、使っている筋肉を意識しやすいのでおすすめです。

別にアスリートを目指しているわけではなく、また、継続しないといけないことを考えると、そこまでがんばる必要はないのです。

そして、運動はゆっくりとした動作で行うことで効果を倍増させることができます。

《ゆっくりと運動を行うメリット》
  • 正しいフォーム(姿勢)を意識しやすい
  • 使っている筋肉を意識しやすい
  • 効果的で怪我もしにくい
  • 成長ホルモンの分泌を促進できる
  • 重りを使わなくてもある程度の負荷が得られる

運動する女性

筋肉を目覚めさせる

ここまで、身体の不調改善のためには「筋肉の質を変える事が必要だ」とお伝えしてきました。

この〝筋肉の質を変える〟とは、使えていない筋肉を目覚めさせると考えてください。

10対10の綱引きで考えてみましょう。

使えない筋肉は、10人中5人が働いています。

使える筋肉は、10人中9人が働いています。

全体の筋繊維の数が同じであっても、使える筋繊維の数が違います。

筋肉がどれだけついていても、使えなければ意味がないのです。

あなたの周りにもいませんか?

身体は細いのにやたらとたくましい人。

身体の不調を改善するためには、筋肉をつけるのではなくて、使えていない筋肉を目覚めさせるのです。

ポイントのおさらい

《身体の不調を改善するための5箇条》

  1. 運動は正しい姿勢で行う
  2. 運動はゆっくりとした動作で行う
  3. 運動の負荷は軽めか自重を用いて行う
  4. 使っている筋肉をちゃんと意識する
  5. 運動は継続あるのみ

運動をする際は、意識の使い方でケガのリスクや効果が天と地ほど変わってきます。

また、継続をしないと望んだ効果は得られません。

具体的な方法に関しては、人(症状)によって違うので、ご自身の状態をしっかりと把握しておくことも大切です。

最後までご覧いただきありがとうございました!