『自分で治せる身体づくり』

北川北川

金沢市若松町【痛みと歪みの根本ケア】整体院 楽わの院長きたがわのブログ『楽話』へようこそ!


子供と母親
出産後は太りやすかったり、身体の痛みが出たりと、トラブルが満載な時期です。

産後の骨盤矯正って流行ってますが、「本当に効果があるの?」って半信半疑ではありませんか?

実はここだけの話、提供する側にいる私もそう思っています(内緒ですよ)。

ということで、今回は産後の骨盤矯正をおすすめしない理由を書かせていただきます。

産後の骨盤矯正はおすすめしない

骨盤の特徴をおさらい

まずは、産後の骨盤矯正について語る前に、骨盤の特徴について簡単におさらいしておきましょう。


  • 骨盤は人体を支える土台
  • 骨盤には仙腸関節という2つの主要関節がある
  • 骨盤には数々の主要筋肉が付着する
  • 膀胱・子宮・直腸などの臓器を包むゆりかご
  • 強力な靭帯で結合しているためにそれ自体は歪まない
  • 妊娠期だけは出産に備え、ホルモンの影響で靭帯が緩くなる

ここではとりあえず、以上の点を押さえておきましょう。

出産後のさまざまなお悩み

子供を授かることはとても幸せなことではありますが、それと同時に大変な日々の始まりでもあります。

怒涛のような日々を過ごしながら、ママはお腹を痛めて産んだ我が子を育てるのに一生懸命。

自分のことは後まわしで、我が子のため、家族のためにとがんばり続けるママ。

頑張るママ

そんな出産後の時期には、様々なお悩みが出てきます。


  • 出産後に骨盤が歪んで代謝が落ちた
  • 出産後は実際に身体が太った、もしくは太りやすくなった
  • 骨盤が開いてぽっこりお腹に加えてガニ股になった
  • 出産後に普段履いていたズボンが履けなくなった
  • ホルモンのバランスが崩れて肌がカサカサになった
  • 出産後に腰痛など身体の不調が著名になった
  • 出産前のプロポーションに戻したい

骨盤を調整してあげることで、これらを改善できると言われているのが、産後の骨盤矯正なのですが・・・

産後の骨盤矯正=バレンタインデー

バレンタインデーは、チョコレート業者さんが売り上げをあげるために考えたイベントだということはご存知ですか?

正直、産後の骨盤矯正もそれと同じようなものだと、私は個人的に思っています。

あなたが、お祭り好きな人であれば、どうぞご自由にご参加ください。

あなたが、出産時期からその後の人生に関わるお悩みを改善していきたいのなら、おすすめはしません。

※あくまでも個人的な意見です

産後の骨盤矯正の嘘

骨盤の歪みは原因ではない

出産時期はどうしても慢性的な運動不足に加えて、姿勢の乱れや、身体が正しく使えない状況が続いてしまいます。

妊娠期は胎盤から、子育て期には母乳で赤ちゃんに栄養をおすそ分けしたりで大忙し。

ホルモンのバランスだって崩れたりします。

睡眠だって不規則になりがちです。

そのような条件が重なり、身体の機能全般が落ちてしまうので、どうしても不調が起こりやすくなってくるのです。

そりゃあ、お肌だってカサカサにもなっちゃいますよね〜(涙)

困るママ

【骨盤の歪みと医学的根拠】

出産後には骨盤が歪んで代謝が落ちるから太る・・・

そんなことを言われていますが、そもそも「骨盤自体は歪まない!」です。

骨盤の歪みが原因で太るというのは根も葉もないことで、医学的な根拠はどこにもないのです。

出産後に太りやすくなるのは、骨盤の歪みが原因ではないのです。

根拠なし

骨盤が開いてズボンが履けない?

よく、骨盤が開くと言われますが、実際は骨盤が後傾することで開いているように見えているだけなのです。

そうなると、不良姿勢からくる筋肉の問題や内臓を圧迫することにもなり、代謝が低下してしまいます。

代謝が低下すると、脂肪は蓄積しやすくなるし筋肉は衰えやすくなります。

骨盤の後傾により、骨盤内にある臓器が前方に押し出されれば、見た目がぽっこりお腹にもなってしまいます。

これらが産後太りの原因のひとつとなっているのです。

※出産時は赤ちゃんを通すために、一時的に骨盤の一部は開きますが、すぐにもとに戻ります

【チャレンジ】

骨盤を立てた時(左)と骨盤を後傾(右)させた時の骨盤周りを、ご自身の手で触ってみましょう!

骨盤を後傾させただけで、骨盤周りにお肉がよって太ったようになるし、骨盤を立ててあげるとスッキリするのがわかります。

骨盤の角度でぽっこりお腹を確認する

矯正のタイムリミット

出産後はホルモンによって緩んだ靭帯が徐々に硬くなるので、6ヶ月以内に矯正しないといけない・・・

疑問を持つママ

これは、ホルモンによる靭帯の緩みが元に戻る期間の定説が6ヶ月と言われており、そこからそのように言われるようになったようです。

骨盤矯正を受けてもらうためだったり、骨盤グッズを購入してもらうための〝心理テクニック〟にすぎません。

骨盤の見た目が変わるほどズレたままということはありえないので、ご安心くださいね。

痛みの原因となる骨盤の角度

骨盤には多くの主要筋肉が付着しています。

骨盤に付着する筋肉の例

不良姿勢を続けていると、骨盤自体は歪みませんが、筋肉の牽引力によって歪んでいるようになったり、傾きやすくなります。

【骨盤の前傾後傾】

骨盤の前傾後傾の角度

お腹に赤ちゃんができると、骨盤が前傾(前方にお辞儀するように傾く)になり、反り腰状態となり、腰やお尻の筋肉に負担がかかりやすくなります。

お腹の中の赤ちゃんが大きくなってくると、赤ちゃんの重さに加えて胎盤や羊水の重さも加わります。

妊娠後期から出産後は骨盤は後傾(踏ん反り返るように後ろに倒れる)しやすくなり、そうなるとお尻の筋肉をうまく使えなくなります。

さらに、股関節がガニ股になったり動作制限が起こり、仙腸関節との連携に誤作動がおこるために、腰部に負担がかかりやすくなります。

体幹を支える腹圧も弱くなります。

負担に耐えきれなくなった、腰の筋肉が悲鳴をあげて痛みが出てくるのです。

産後の習慣コントロールで改善

産後のトラブルの原因

結局のところ、産後太りなど体型が崩れたり、腰痛などの痛みがでているのは、その期間の生活習慣に原因があるからです。

この時期の習慣で、姿勢や身体の間違った使い方の〝クセ〟がつくられてしまうわけなんです。

それが原因となって、不良姿勢の定着・筋力低下・代謝低下など機能全般が衰えてしまうことになるのです。

産後のトラブル対処法

赤ちゃんを産んでしまえば体型が自然に戻るというわけではありません。

骨盤の角度が一時的に治ったとしても、習慣のクセ自体が治らないと意味はありません。
逆をいうと、活動習慣をコントロールできればちゃんと自分で改善できるわけなのです。
当院が、産後の骨盤矯正をおすすめしない最大の理由は、責任を他(今回は骨盤)に転嫁して欲しくないからです。

これをしていると、せっかく治せるものでも治せなくなってしまうからです。

産後のトラブルを防ぐために、ぜひ以下の3つの心がけを参考に、ご自身で活動習慣をコントロールしていきましょう。

赤ちゃんとママ


  1. 妊娠期以前から適度な運動習慣をもつように心がける
  2. 普段から正しい姿勢や身体の使い方を心がける
  3. 骨盤の正しい角度を知り保つように心がける

まとめ


  1. 骨盤の歪みが太るという医学的根拠はない
  2. そもそも骨盤自体は歪まない(傾く)
  3. 原因は活動習慣と機能低下(筋肉・呼吸・内臓・代謝)
  4. 活動習慣をコントロールすれば自分で治せる

これらを理解した上で、専門家の軌道修正を活用するというスタンスを、当院はおすすめします。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

『自分で治せる身体づくり』
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